歴史の継承と新たな挑戦

会長挨拶

0 第51回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会の開催にあたって

 

 

第51回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会
会長 宮本 正章
日本医科大学付属病院循環器内科/高気圧酸素治療室

 

 来る2016年(平成28年)12月3日(土)・4日(日)の2日間、東京都文京区千駄木にございます学校法人日本医科大学教育棟講堂及び同窓会橘桜会館におきまして第51回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会を開催させて頂きます。
 今回は半世紀を経た新たなスタートとなる第51回学術総会ですので,メインテーマを「歴史の継承と新たな挑戦」とさせて頂きました.
 昭和47年にわが国において初めて高気圧酸素治療が健康保険収載され,その後適拡大して現在の適応疾患となりましたが,特に非救急疾患に対する保険点数の惨状等により結果としてHBO治療施設の減少に繋がり,減圧障害治療,放射線合併症治療,救急治療の危機となり,医療崩壊の一因ともなっております.
 そのため現在川嶌眞人代表理事,柳下和慶保険情報委員会委員長,合志清隆理事を中心に,専門医制度を発足させ,エビデンスレポートを作成し,様々な手法を駆使し学会主導で,診療報酬改定に向けた厚生労働省へのヒアリングを実施しております.
 今後はさらなる適応疾患拡大を図るためエビデンスレベルの一層の向上は無論のこと,自費診療の拡大もその一策と考えます.そのため今学会では理事,社員(評議員)の先生方からプログラム内容の充実を図るべく一斉アンケートを実施し,ご回答頂きたく思っております.きちんとしたエビデンスがあるにもかかわらず,まだ他学会等皆様に認知されるには至っていない適応疾患やすでにわが国においても実際に患者さんに施行されているが,保険適応となっておらず自費診療で実施されている疾患等もご紹介,ご討議頂きたく思っております.

 今回は毎年11月の金曜日・土曜日開催ではなく,当大学の施設の関係上,12月の土曜日・日曜日開催となりました.寒さ厳しき折と存じますが,会員皆様からの多数の演題ご応募を心よりお待ち申し上げ,東京でお会い出来ることを楽しみにしております.何卒宜しくお願い申し上げます.ありがとうございます.